ごあいさつ

富山の皆さん、はじめまして。合唱指揮者の三好草平と申します。
この度ご縁あって、富山で女声合唱団を指揮させて頂くことになりました。

舞歌とのご縁

この合唱団の代表の廣井さんとは彼女が東京の合唱団もんじゃの代表をしていた頃に、私が指揮する合唱団わをんと、更にもう1団体(合唱団 ちーむ♪わたげ♪)とでジョイントコンサートをしたときに出会いました。

そして彼女から「三好さんと富山で合唱団をしたい」と声を掛けてもらい、今回の運びとなりました。

富山・北陸の合唱

全日本合唱連盟の機関誌「ハーモニー」186号(2018年10月発行)に掲載されたレポートによれば、2016年時点での各県連の加盟人口は一番少ない秋田・佐賀が約600人。富山・石川・福井の北陸3県はそれに次ぐ約800人でワースト3位タイ。
しかし総務省発表の”社会生活基本調査”によれば、過去1年間に「コーラス・声楽」を経験した人は24,700人と多く、10歳以上の県別人口とで比した合唱・声楽人口密度でみると、全国14位という合唱愛好県でもあります。
合唱人口密度の上位は殆どが首都圏や関西など人口密集地域なので、富山県はかなり健闘しています。

わたしと富山県

大学時代の合唱団の先輩に誘われ、2012年に放送された合唱アニメ「TARI TARI」に”合唱協力”という名義で関わらせて頂きました。
そのアニメを作っていたのがP.A.WORKSという南砺市・城端に本社を置くアニメーション制作会社です。
それをきっかけに城端を訪れてみたり、黒部・立山アルペンルートを辿ったり。そうして数度訪ねるうちに、自然豊かな富山の風景、新鮮な海の幸、数々の銘酒に魅了され、毎年のように数度ずつ富山へ赴くようになりました。
とくに北陸新幹線の開通は大きな変化でした。

富山で合唱団を始めるにあたって

何度も訪れる好きな県・富山で合唱団を指導できることはとても大きな喜びです。
せっかく東京の指揮者が富山で合唱をするのですから、合唱団の活動の様子を積極的に発信すると同時に、富山そのものの魅力も全国に伝えていけるような活動をしたいと考えています。

私の友人の中には多くの優れた作曲家がおり、新作を委嘱することも良くあります。
富山に伝わる素晴らしい民謡を題材にした新たな合唱曲を作る、そんな構想もあります。

ステージ衣装の中にもなにか富山県の伝統工芸品を取り入れることができないか、という思いもあります。

合唱人口密度は高く合唱熱のある富山の合唱。でも、連盟人口は多くなく、全国的にはあまり知られていない富山の合唱。

富山の合唱と、富山の魅力を広く伝えていける合唱団になれたらうれしいです。

私がどんな音楽をするか興味のある方はYouTubeに上がっている演奏を聴いてみてください。

そして舞歌の練習にぜひ遊びに来てください。

あなたも一緒に歌わんまいか?