合唱団わをん

長田弘の詩による連作組曲「四つのディベロップメント」

合唱団わをん プロジェクト#02

長田弘の詩による連作組曲「四つのディベロップメント」

組曲って一人の作曲家が作るものだと思っていませんか?
そんな固定概念を打ち破る「4 人の作曲家による組曲」のご提案です!

組曲になるための要件は、素材に何らかの共通したテーマがあることはもちろん、音楽的な関連付けも重要です。そこで、作曲家の方々にこの新しい試みへの参加をお願いするときに以下のような条件を提示しました。

・詩は一人の詩人のものを使う

世界感を統一し「組曲」としての関連性を持たせるため一人の詩人の詩を使うこととし、わをんにとって縁のある長田弘さんを指定しました。

・作曲はリレー形式で行う

詩を選定したら参加作曲家全員に告知、曲が書けたら共有、それを受けて次の作曲家が詩の選定と作曲に取り掛かることにしました。

・後の作曲者は前の曲を自由に引用してかまわない

例えばテーマとなる旋律を繰り返し用いること、などは組曲の重要な要素となり得ます。通常の組曲であれば自分の書いた旋律ですから自由に使用できます。今回、お互いの了解として、異なる作曲家同士で旋律の引用を行えることにしました。

参加作曲家 および 楽曲タイトル

関連ページ 『四人のディベロップメント』 ~連作組曲 参加作曲家による座談会~

第 1 曲 魚路 恭子

uoji
東京藝術大学・同大学院修了。
第24回日本交響楽団振興財団奨励賞、第18回名古屋文化振興賞、第11回芥川作曲賞ノミネート、第2回牧野由多可作曲コンクール大賞、第18回日本歌曲振興会日本歌曲コンクール最優秀賞(併せて株式会社全音楽譜出版社賞)、第80回日本音楽コンクール第1位(併せて岩谷賞、明治安田生命賞)など受賞多数。作品はカワイ、ブレーン、Hustle copy各社から出版されている他、公益信託宇流麻学術研究助成基金による異文化様式による音楽創造の研究論文がある。現在、浜松市在住。

「猫のボブ
【初演:2015年 12 月 26 日 白浜坂高校音楽祭】

第 2 曲 森山 至貴

moriyama
作曲家、社会学者。1982 年生まれ。東京大学大学総合文化研究科国際社会科学専攻博士課程修了。高校時代合唱部に在籍し、作曲をはじめる。
第 22 回朝日作曲賞受賞。第 13・18・20 回朝日作曲賞佳作受賞。大学院生時代には東京大学コーロ・ソーノ合唱団の学生ピアニストとして松
本望氏の合唱組曲『むすばれるものたち』の初演に携わった。作品はBRAIN MUSIC、音楽之友社、教育芸術社、Miela Harmonija から出版
されている。現在、早稲田大学文学学術院専任講師。社会学者として大学での研究、教育もおこなっている。

「シシリアン・ブルー」
【初演:2016 年 7 月 9 日 第 71 回東京都合唱祭】

第 3 曲 名田 綾子

meida
兵庫県立西宮高等学校音楽科、東京藝術大学音楽学部作曲科を経て、同大学院修士課程修了。
作曲を長谷川京子、藤原嘉文、澤内崇、林達也、小鍛冶邦隆の各氏に、ピアノを菅千種、林敦子、成瀬修、中井正子の各氏に師事。
ピアノ・室内楽・合唱など様々なジャンルの作編曲を行う。
カワイ出版より「日本の四季めぐり」「イタリア歌めぐり」「おやつのうた」「いのち」「歌は繋いだ手のように」等多数の合唱作品を出版、こどものための発表会・コンクール用ピアノ曲集「風のアラベスク」等に自作曲が掲載されている。また器楽作品は自身のWebShop〈M’s musicnote〉で展開する他、CAFUA MUSIC LIBRARYより「サクソフォン四重奏曲より第一楽章”Footsteps”」が出版されている。
2014年のThe Premiere Vol.3、2015年の関西学生混声合唱連盟定期演奏会などで合唱作品が初演されている。
作編曲家、ピアニストとして活動する傍ら、ヤマハJOCスタッフ・創作講座講師として全国各地で講座を行う。

「冬の金木犀」
【演奏会にて初演】

第 4 曲 田中 達也

tanaka
1983年東京生まれ。東京学芸大学中等教育教員養成課程音楽専攻卒業、同大学院教育学研究科音楽教育専攻(音楽コース・作曲領域)修了。これまでに作曲を上田真樹、山内雅弘、金田潮兒の各氏に、ピアノを椎野伸一、指揮法を伊藤栄一、山本訓久の各氏に師事。2008年、メゾソプラノとピアノのための「夢みたものは」で第15回奏楽堂日本歌曲コンクール作曲部門(中田喜直賞の部)入選。同年、混声合唱とピアノのための組曲「夏の断崖」で第19回朝日作曲賞佳作。合唱作品を中心に、演奏会やCD、放送のための作・編曲を手掛け、作品はカワイ出版などから刊行されている。2014年には若手作曲家の新作を集めた演奏会”The Premiere Vol.3″で作品が演奏され、好評を博した。また、最近では自作を中心に合唱指導や客演指揮なども行い、活動の幅を広げている。

「For The Good Times」
【演奏会にて初演】