本番を終えて
（白浜坂高校合唱同好会 指揮者:三好草平）
あっという間に、白高9期の21回の練習と本番とが過ぎて行きました。
今期は曲も多くてしかも英語で、なにかと苦労の連続でした。加えて以前アメデオさんと共演させていただいた時の経験や思いもあり、自然と目指すレベルも上がっていました。
だから、自ずと要求も厳しくなっていた、と振り返ると感じます。最後の追い込みシーズンで複雑な思いを抱えていた人もたくさんいたことでしょう。
それでも最高のホールで素敵な楽団と一緒に演奏させていただけたのは振り返ると「楽しい」の一言に集約されます。
音楽が発露された時「ああ、この瞬間のために頑張ってきた」という思いが込み上げてくるのです。
自身で振らない本番は普段よりかえって緊張してずっと手に汗を握り、曲が一つずつ終わるたびにホッと胸をなでおろすことの連続でした。
でも同時に歌っているみんなの姿・表情・音…その一つ一つが指揮者として誇らしかったのです。
こんな素晴らしいメンバーに囲まれて音楽をできることの喜びを噛み締めていました。
まさに「人がいるっていいね」を体現した演奏そのものでした。
第1部のアンコールとして指揮させていただいた白高のための書き下ろし曲consonus も田中達也さんの素晴らしいアレンジも相まって最高の演奏になりました。
作詞してくださったriyaさんにもようやく生で聴いていただくことができ感無量です。
多くの人の参加を得、多くの仲間たちに支えられ、今期も無事本番を終えることが出来ました。
10期の白高にもご期待ください。
そしてよかったらぜひ、あなたも一緒に白浜坂高校合唱同好会で歌いましょう。
