合唱団わをん

【田中達也個展】共感をひろげ、つなげていく

先日、2月10日日曜日は練習日でした!
午前・午後とあり、午前は『ミライノコドモ』とアレンジステージの混声曲、午後は委嘱初演の女声曲『わたしの水平線』の練習。
私は今回、混声曲ではテナー、単声曲では女声でオンステするので午前午後と続けてでした!

最初のウォーミングアップはアルカイクの練習担当者の一人・春巻先生(from 轟)が担当!

本番まで約1か月半。『ミライノコドモ』については、たぶんみんな比較的歌い慣れてきています。1月の練習の際、三好さんから「歌うには朗読がうまくなきゃ」という話があって、悔しくて詩と向き合った成果はきっとあったと思いたい。
一対一で伝えるのではなく、3月23日は舞台の上から伝えるということを改めて意識しました。「この曲良いでしょ、この詩いいでしょ、こういうことを伝えたいんだ」舞台の上から客席に届けるには、自分が思っているよりもいっぱい表現が必要になりますね。本番当日、満員のお客様たち(満員にします!)に対して演者がするべきことはなんだろうって考えます。

アレンジステージの混声曲「サボテンの花~青春の影」個人的に思い入れの強い曲。父のカラオケの十八番なので、以前から口ずさむ大好きな曲たちです。
そもそも男性目線で作られている詩なのですが、女声が男性目線っぽい詩を歌ってたり、逆も然り。女の人って思い出を忘れないって話が出ましたが、女の人ってホントよーく覚えてますよね…ほんと…「ほんの小さな出来事」といって愛想尽かされるのはテナーのイメージと言われて、ぐうの音も出ませんでした…
決意のf(フォルテ)、噛みしめるp(ピアノ)この思いが伝わるようなステージにしなきゃ。
前田さんのピアノに聞き惚れて入らなきゃいけないところで出そびれたのはここだけの話にしてください!午後の女声曲でも、何回か聞き惚れて、いかんいかん…となっておりました!いやぁ、最高…

余談ですが、この日の三好さんと前田先生のシャツがおそろ。

委嘱初演の女声曲『わたしの水平線』日常の風景にコロコロと変わる表情がすごく魅力的な曲集です。そして、この日の練習の一番の難関。作曲家本人が目の前にいるのに、一人ひとり、まだできていないこといっぱいあるよね?と問い詰めなければならない。私自身もその一員。委嘱初演っていうのは、いわゆる「見本」になる演奏をすることなので、特に楽譜に忠実になる必要がある。
いろいろ指摘をいただいて、すこし歌うのがこわくなりました。でも、この練習日誌を書きながら少しずつまた向き合おうとしています。私自身、あまり歌う機会のなかった田中達也さんの曲を歌いたいという一心で今回参加しました。歌い慣れてないなぁともどかしくなることもあります。本番までの練習は決して多いわけではないです。だけど、初めて曲を聴いたときの高揚した感じ、いろんな感情が揺れる感覚、それを来てくださった方々に伝えるのが私たちの役目。
この“共感”の輪を、たくさんのひとに、ひろげ、つなげていくため、残りの練習を積み重ねていきたいと思います! (はぎの)

【チケット発売中!】田中達也合唱作品個展 -光のかたち-
http://www.cnplayguide.com/tokyochorus
(東京都合唱連盟チケットサービス)
2019年3月23日(土)開演18:00
府中の森芸術劇場ウィーンホール
全席自由2500円(未就学児入場不可)
指揮:野本立人/三好草平 ピアノ:前田勝則/松元博志
合唱:アンサンブル・ヴォカル・アルカイク=東京/合唱団わをん
ゲスト:Speranza Oriente


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です