10期

第10期を振り返る

白浜坂高校合唱同好会の発端となったアニメ「TARI TARI」が放送されて5周年。白高同好会が活動を開始して5年目。積み重ねてきた10期という時間。
いろんな意味で記念すべき期の3度の本番が先日終了しました。

2013年の第68回東京都合唱祭、初舞台直後のロビーで指揮者の小穴雄一さんにお声かけいただいて実現した、第5期のアンサンブル・アメデオ(マンドリンオーケストラ)さんとの共演。その共演時にいらしていた吹奏楽団の指揮者の五十嵐学さんからお声かけいただいていっしょに演奏させていただくことになったのが、10期最初の本番、Soul Sonority第15回 記念定期演奏会でした。
演奏と人のご縁がつないでくれた本番。これをきっかけに、メンバーからの発案で10期は「ブラスとの共演」をテーマにしようということになりました。

規模も演奏技術もあるSoul Sonorityさんとの共演は、これまで2度のマンドリン・オーケストラとの共演で経験してきたものに輪をかけて、楽団と合唱団の音量バランスが課題となりました。
楽団さんにもかなりの工夫とご配慮をいただきながらではありましたが、普段の白高とは違う選曲の「Finlandia」など新たな経験をすることができました。
なにより白高のきっかけとなった「心の旋律」を吹奏楽伴奏版で演奏できたことは大きな喜びでした。

2つ目の本番は今回で5年連続出場となった東京都合唱祭。もはや「いつもの」という感じすらある、白高にとっても年中行事も言えるイベントです。
原点回帰で「心の旋律」を、2本のフリューゲルホルンとユーフォニアムとともに演奏しました。いずれの楽器もやわらかい音色が特徴で、心の旋律のもつ色合いにとってもマッチしており、今まで何度もいろいろな形で演奏してきた同曲に、新たな色合いが加わりました。
また、もう1曲は白浜坂高校校歌を混声四部編曲で演奏しました。校歌を合唱版で演奏すると「合唱部っぽいな」と思うのは高校合唱部で合唱をスタートした個人的な感慨もあるのでしょうか。

最後の本番は第3回副次的文科系合唱祭。これは、その昔白高同好会が指揮者の属性を顧みず野外の本番を目的に活動した第2期で、案の定春の嵐が来て本番が中止となり急きょ開催した白浜坂高校合唱祭という小さな合唱祭をヒントに「サブカルの合唱祭をやろう」うまれたイベントです。
白高は昨年の第2回から参加させていただいていますが、とっても濃くって楽しいイベント。
今年は都合唱祭の2曲に加え、Soul Sonorityさんとも演奏した「前前前世」と、吹奏楽といえばこの曲「DREAM SOLISTER」の2曲を演奏しました。
前半の落ち着き、後半の疾走感。メリハリのあるいいステージになったのではないかと思っています。

今期を総括すると、TARI TARI 劇中のセリフ「人がいるっていいね」を体現し続けてきた白高同好会。人数メリットを活かす選曲、形態だったかな。
そして、最後に演奏したドリソリの最後の歌詞「終わらない音楽は続いていく」の言葉そのままに、これからも楽しい活動を目指していきます。

ぜひ11期はあなたも一緒に歌ってみませんか?

白浜坂高校合唱同好会
指揮者 三好草平


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